こんばんは、今日はニートが社会復帰を目指す時に越えなくてはならない壁でもある

履歴書の経歴の欄についてです。

就職するときの面接で必ずと言っていいほど「この空白期間は何をしていたの?」

と面接官から突っ込まれます。

この経歴欄をどのように違和感なくやり過ごすかが課題になります。

今回はニートの空白の経歴をどうするか皆さんと一緒に考えてみましょう

ニートになった経緯


ニートになった経緯を考えると高校中退、大学中退、就職失敗、失業リストラなど

人生の何かを途中で挫折した経緯が多数を占めます。

高校卒→就職 大学卒→就職など人生をストレートに行かない人は必ず人生の空白期間ができてしまいます。

この空白期間をどのように過ごしたのか企業の人事担当は気になる点です。

では空白の経歴期間をどのように過ごす方法があるのか一緒に考えてみましょう

例) 大学中退→ニート歴5年の場合

① 大学中退から現在まで家に引きこもっていた事を正直に話す

② 大学中退から現在までアルバイト・派遣などで生計を立てていたことにする

③ 大学中退した事は無かったことにして高卒から企業に就職していたことにする

企業に就職する事を前提にした場合、このパターンからどれが最適解なのか考えてみます。

① 大学中退から現在まで家に引きこもっていた事を正直に話す


大学中退したあとから現在までの数年間、家に引きこもっていた事を正直に話すことにした場合

自分の事を本当に話すことにより嘘偽りのない事実を相手に伝える事ができます。

内閣府が発行する、ひきこもり支援書読本などを参考にしてみても長いブランクを正直に

伝え相手に誠実に対応するような事が記載されていました。

内閣府 ひきこもり当事者の就労支援より 参照

http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/handbook/pdf/1-3.pdf

自分の事を正直に話して受け入れてもらう、間違いではないと思います。

それは確かに真実でしょう・・・

しかしそんな真実を相手に伝えて相手はどう思いますか?

自分の事を包み隠さず正直に話して、それを相手の企業が理解して受け入れてくれる

それは理想ではありますが、世間では妄想とも言いかえられます。

誰でも自分の事を理解してくれて受け入れて欲しいものですが

相手にも感情があり法人格といえ企業にもそれなりの思考や方向性が存在します。

自分の事を包み隠さず受け入れてくれるのは母親くらいでしょう

最近でも事件がありましたが地下アイドルに対してキモメンが幾ら熱を上げても

地下アイドルにも人格や趣味嗜好があるので自分の事を全て受け入れてもらう事は不可能です

貴方も企業を選ぶ権利があるように企業にも貴方を選ぶ権利があります

貴方→企業 企業→貴方

耳が痛い話ですがニートの場合は無条件で貴方の事を受け入れて生活基盤を支えてくれる両親がいるから成り立っています。

世の中にもニートに理解して受け入れてくれる企業や自治体、施設はありますが

基本的に世間は他人が支配する世界です。貴方に義理や理解する気持ちは全くありません・・・

このように考えると大学中退から現在まで家に引きこもっていた事を正直に話す

ニート歴のカミングアウトはダメな戦略といえるでしょう

② 大学中退から現在までアルバイト・派遣などで生計を立てていたことにする


大学中退から現在までアルバイト・派遣などで生計を立てていたことにした場合は

世間的には通常でありえるパターンです。

大学を中退したあとに資格所得の勉強のためアルバイトで糊口をしのいでいました。

両親・兄弟の生活を援助するために大学を辞めアルバイトで生計を立てていました。

バンド活動や演劇活動などの創作活動のために大学を辞めてアルバイトで食いつないでいましたなど

何かしら理由が前提にあり企業に就職できないために止むに止まれず、すぐに現金が手に入る

アルバイトや派遣で生活をしていた事にするストーリを作る方法です。

この場合は必ずでは何故今頃になって夢を諦めて企業に就職しようと考え直したのですか?

と問われます。その際には

資格が受かりましたのでその資格を活用して企業で働きたいとか

両親・兄弟の生活が安定したきたので自分の身の振り方を考え直したとか

結婚を考えているのでバンド活動などに見切りを付けて地に足をつけて生活をしたい

など定型的なストーリの回答を事前に用意しておきます。

詐欺師は入念な人物設定、関連知識などを事前に仕込んでいます。

就活の面談対策でも想定されるであろう質問に対しての回答は準備しますよね

それと同じように自分の人物設定を事前に仕込んで置くことで想定されるであろう

質問の80%はスムーズに回答することができます。

経歴詐称の天才でフェルディナンド・ウォルド・デマラ・ジュニア(1921-1982)

という人物がいたのですが彼はIQ200以上の頭脳を持ち医師・軍人・教師・犯罪カウンセラーなど

様々な職業に経歴なし・無資格で就労していました。

なかでもカナダ軍従軍の医師として就労していた時は本を片手に手術を行い見事成功していたそうです。

経歴詐称したことにより人々から憎まれず、感謝されてさえいました。

例えば骨折した時に名門の医学博士よりも近所の腕の良い接骨医の方が都合の良い場合もあります。

フェルディナンド・ウォルド・デマラ・ジュニアは経歴を詐称する際には事前に入念な下準備をしたそうです。

経歴詐称男伝説としてYouTubeにもアップロードされています

https://www.youtube.com/watch?v=3T1vaWYPaus&t=551s

また実際とは若干違っているみたいですが書籍にもなっています。

「あの人が誰だか知っていますか?」 著者 サラ・バートン こちらは絶版になっているようなので中古を探してみてください

③ 大学中退した事は無かったことにして高卒から企業に就職していたことにする


大学中退した事は無かったことにして高卒から企業に就職していたことにする場合

問題になることは

雇用保険被保険者証の提出

年金手帳を提出

源泉徴収表の提出

前職調査をされた場合

などでしょうか?

雇用保険被保険者証の提出

雇用保険に加入したときに発行される証明書を雇用保険被保険者証といいます。

雇用保険とは解雇や失業した時にハローワークから一定の範囲内で金銭の援助がなされる保険です。

普段は企業からの給与から社会保険費の名目で天引きされています。

雇用保険は転職をしても雇用保険被保険者番号が生涯かわらないために転職したさいにも

前職と同じ雇用保険被保険者番号を使用するために転職先の企業から雇用保険被保険者証の提出を求められます。

雇用保険被保険者証には雇用保険の手続きをした会社名が記載されており、一番最近まで勤務していた会社名はこれで経歴詐称がバレます。

しかし、世の中には雇用保険がない企業も存在します。士業、サービス業、農林水産業などに勤務していたことにする手もあります。

源泉徴収表の提出

源泉徴収の提出は会社側で確定申告をする際に1月~12月までの収入に基づき

住民税を計算して申告するために必要になります。

アルバイトでもシッカリしている所では源泉徴収の提出を求められます。

自分で確定申告をすると言って回避すると伺わしく思われるので

昨年の12月で仕事を辞めて1月以降に仕事を探し現在までは収入がないと伝えれば回避できます。

年金手帳を提出する際

年金手帳とは国民年金や厚生年金の被保険者であることを証明する手帳です。

国民の20~59歳の方が強制的に加入させられるのが国民年金で

企業に雇用されているサラリーマンは厚生年金に加入しています。

そのため入社した先では年金手帳の提出を求められます。

最近は個人情報保護法の影響もあり前職の記載はされていないようですが

万が一の用心のため年金手帳を市区町村の国民年金窓口で再発行してもらい

年金手帳の中身を白紙の状態にしておくと安心です。

企業に対しては前職が厚生年金に加入していない従業員5人未満の個人事業社や

派遣会社や請負会社の社員などの設定にしておきます。

厚生年金に加入していない職業は個人が個別に国民年金に加入しています。

国民年金第1号被保険者の就業状況をを参考にすると

従業員5人未満の個人事業社、自営業、常用雇用、パート・アルバイトなどが該当します。

http://think-nenkin.jp/payment/ どうなってるの年金保険料 参照

前職調査をされた場合

今だに前職の勤務実績を電話等で確認する企業はまだ存在します。

多くの会社は自己都合といえ企業側は辞めた人間の事をよくは思っていません

辞めた会社から有ること無いこと呪いのように悪口を言われます。

私も言われました・・・どこまで足を引っ張れば気が済むの?

個人情報保護法より最近は減ってきたと言ってもまだまだ前職の在職、勤務実績を

調べる企業も存在します。

架空の企業に勤めておいた事にするには

実在していたが倒産してしまった企業を選ぶことで回避します。

あまりにも執拗で前職に拘る企業は縁がなかったと思い諦めます

大学中退→ニートだった経歴を変えて企業に就職する場合

高卒から自営業・飲食業などの雇用保険、厚生年金に加入していない所に勤めていたことします

前年の12月末で前職を辞めたことにして源泉徴収表の提出を回避します。

前職調査を避けるためにすでに倒産している企業に在籍していたことにします。

ニート脱出に経歴詐称をする方法ですが

2chまとめサイトにニートから経歴詐称して脱出した男性の話があり

よく考えられており参考になります。

シュバルツより 「経歴詐称して長期ニート脱出したけど質問ある?」参考

http://minsyuunai.blog.fc2.com/blog-entry-3335.html

学歴・資格などの詐称は就職した後に資格書の提出を求められる事もあるので辞めておいたほうが良いでしょう

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ニートから企業に就職するにはどの方法が良いのか?

ニートでいた空白の期間をカミングアウトして就職するか、

ニートでいた期間をアルバイト・パートなどで過ごしていた事にするか

ニートでいた期間がなく前職が社会保険等の加入がない企業で働いていたことにするかの3パータンがあります。

私の意見では馬鹿正直にニートだった過去をカミングアウトするよりも何かしらのストーリを作成して

経歴の空白期間に色を付けたほうが良いでしょう

ニートの期間は無くし前職は社会保険が無い企業に勤めていた事にするのがベストですが、実際にニートだった人の場合は

そのハードルをクリアするのは難しいと考えられます。

折衷案ではありませんが、ニートだった期間はアルバイト・パートなどで日々の生活を暮らしていたストーリを作ります。

そのうえで採用難易度が低い企業や派遣、アルバイトなどから社会復帰を目指すほうが現実的です

事前にアルバイトで過ごしていた期間の職種の内容などは2chなどで調べておいておくと安心です。

日本企業は新卒優遇社会


日本の企業は新卒一括採用というシステムがあり高卒→就職 大卒→就職といった。

新卒で入社できなければ採用すらされない企業すらあります。

残念ながら日本では新卒採用にあぶれると半永久的に労働市場の隅に追いやられ再チャレンジできない仕組みです

海外の企業の場合は求人の条件を満たすスキルさえあればどんな経歴であれども再チャレンジできますが

日本の場合、新卒の真っ白な人間を4月から受け入れて上司や会社が鍛えて育てる文化があり

転職して他社からやってきた者は信用していません

私自身も中途の転職組ですがあきらかに汚れ仕事を専門にやる外様大名ですね

ニートとして就職する場合は新卒採用でないので中途採用と考えて下さい

多くの企業は新卒で入社したものは出世街道の真ん中を歩き

中途採用の入社したものは誰もやりたがらない仕事や欠員が出た仕事を担当する穴埋め要員です

中途採用=ソルジャー採用ともいえるでしょう

求人サイトなどを眺めていると経験者優遇という文字を目にしませんか

企業は中途採用にはスキルを持つ傭兵を雇いたいと考えています

会社の規模が大きくなるほどこの傾向が強くなります。

ニートが中途採用で入社した場合は企業は外人部隊のような感覚で採用しているので

仕事の内容など個人の持つスキルに特化したほうが良いでしょう

ニートから企業に就職する場合はアルバイトなど就職が簡単な職種に入り込み技術を得てかステップアップして企業に就職する事です

ここで大事なことはアルバイトを選ぶさいにニートからの社会復帰の足がかりとして簡単で単純なアルバイトをして

労働する際の習慣に慣れます。

次に技術が身につくようなアルバイトなどに乗り換えて手に職を付けるようにします。

数年間アルバイト先で技術を身につけたらそのスキルを持って転職の足がかかりとします。

ニートが社会復帰をするさいに選ぶアルバイト先としては

人手不足が激しい飲食・サービス業・建設業・運輸業などから選ぶといいでしょう

人が集まらずやりたがらない仕事のため慢性的に人材が不足しています。

参考までに社会復帰の足がかりとして飲食・サービス業で対人スキルを学び

技術を身につけるために建設業を選んでみてはどうでしょうか

休日が不規則で人がやりたがらないサービス業や肉体労働の多い建設業は嫌だと思う人もいますが

現実を直視すると人がやりたがらないからこそ求人条件が低く採用される確立も高くなります

大企業につとめるホワイトカラーさえも景気が悪くなれば事務職はリストラ要員としてカウントされます。

それよりも企業に養ってもらうと考えるのではなく自分のスキルで世の中を渡っていくと考えてみてはどうでしょうか

求人・求職バランスシートをみても

事務職が0.46倍  美術・デザイン系が0.47倍の求人率

接客・給仕が8.98倍 建設解体工事が11.81倍の求人率になります

誰もやりたがらない仕事は求人率が異常に高いですね

http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0146/7189/20171215112241.pdf
求人・求職バランスシート (平成29 11月) より

まとめ

ニートが社会復帰を目指すときの過去の経歴欄はアルバイトなどをしていたストーリを作ります。

アルバイトゆえに社会保険等に加入しておらず書類上の経歴は詐称できます

ただし学歴・資格の詐称は後日バレる可能性があるので詐称は控えます

社会復帰する段取りはニート→アルバイト→企業の順で徐々に採用難易度を上げます

アルバイトなどをしている時に自分の売りになるスキルを身につけます

企業から見れば中途採用は兵隊要員なのでスキルを持つ事は将来に渡っての保険になることでしょう

最後に数多くの経歴を詐称した天才詐欺師フランク・アバグネイルからの名言を見てみましょう

経歴詐称の天才詐欺師フランク・アバグネイルの名言

https://earth-quote.org/archives/1692 地球の名言より

どれだけの問題を抱えていたとしても

その問題にちゃんと責任をとれば世界は何度でも私たちに

やり直すことを許してくれる。

私たちはそういう素晴らしい世界に生きているんだよ。

私は人生をちゃんとやり直すことができた。

この世界は本人が望むなら何度だってチャンスをくれるんだ。

人に頼ることをやめなさい。

警察に頼ってはいけません。

政府に頼ってもいけません。

銀行に頼るなどもってのほかです。

世界はあなたを守るために存在するのではありません。

あなたを守るのはあなたの役目です。

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