世の中は不公平にできている そう感じませんか
楽な人生もあれば、茨の道もあります
親が大富豪で孫の代まで遊んで暮らせる人も
世の中は多く存在します 羨ましいですね
そんな不公平な世の中でも生きていかなくてはなりません
本当に世の中は不公平にできているのでしょうか?一緒に考えましょう
生まれた時のステ振りにより人生が決まる
生まれた時の出産ガチャにより、あなたのステータスが決まります
星5のトリプルアビリティ持ちかもしれないし
星3の産廃アビリティ無しの低ステータスかもしれません
競走馬を見るとわかるように、血統という両親のステータスを50%の確立で
受け継ぐ仕様になっているからです
優秀な親からは優秀な子供が生まれやすく
低能な親からは低能な子供が生まれやすくなります
遺伝子には平均回帰といって行き過ぎたステータスは中央値に戻る傾向があるので
代を重ねる事で順調にステータスが高レベルになることはないのですが
それでも確実に血統を重ねる事に能力が高まっていきます
競走馬のように血統を重ね能力が高まることは
「人間には当てはまらないんじゃないんの?」
そう考える人もいますが、人間でもIQが高い者同士を
代を重ねて交配することにより
他の人間とは確実にIQに変化がもたらされたケースがあります
IQとは一般的にイギリス人の数値が基準=IQ100に設定されています
そのため世界平均のIQは85ぐらいですが
ヨーロッパ系ユダヤ人の場合、平均はIQ115と高水準です
http://nihonwikinot.medianewsonline.com/sekai-iq-ranking/
日本のwikiには載ってないこと より参照
また日本人のIQは105あり高い部類に入ります
ヨーロッパ系ユダヤ人のIQが高いのはキリスト教徒に迫害されて
知能の高い人しか生き残れなく、その知能が高い者同士が結婚出産をし
より高い知能の純粋培養をしてきたからです
近い血統を繰り返してきたことにより天才といわれる
人物も多く排出してきましたが、身体的に彼らは遺伝病も多くなりました
テイ=サックス病とゴーシェ病の罹患率は一般的ヨーロッパ人の約100倍に達するとされます
まさに人間ダビスタのインブリードですね
ダービースタリオンという競馬ゲームがあるのですが
インブリードといって祖父、祖母、親など血が近い者同士を掛け合わせる
ことによりその血統の能力が継承されやすいという交配方法です
ゲームの中で実験的に近親交配を繰り返し
「うーむ ちょっとこれは危険な配合です」
と牧場長からのコメントを無視して
虚弱体質だけど壊れ性能の競走馬を作成したことがあると思います
人間も同様に近親交配を繰り返すと遺伝的な病気を発症しやすく禁止されています
血が濃くなることにより奇形や障害が生まれやすくなる事もあれば
天才な人物が誕生する事も事実です
難しい問題です
またこれとは逆に雑種強勢といって全く違う遺伝子を掛け合わせることにより
雑種第1代がその生産性、耐性などで両親のいずれの系統よりもすぐれる
現象でより優秀な物を作り上げる方法があります
野菜や果物など違う特性をもつ品種をかけ合わせることにより
より優秀な作物を作ることができます (F1=雑種第一代)と呼ばれ
両親の形質のうち、優性だけが現れ品質のすぐれた物ができあがります
人間の場合ではハンマー投げの室伏広治選手の場合
父親:“アジアの鉄人”室伏重信(ハンマー投げ前日本記録保持者)
母親:オリンピックやり投げルーマニア代表セラフィナ・モリッツ
のようにオリンピックで金メダルを取るには欧米人の筋肉の遺伝子が必要と感じた
父と母のもとで誕生しました
室伏アレクサンダー広治
『身体能力』
100m:10秒台、立ち幅跳び:360cm以上
握力:120kg
フルスクワット:MAX250kg、背筋力:389kg
出典 室伏広治 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A4%E4%BC%8F%E5%BA%83%E6%B2%BB
羨ましい、ステータスですね
こんな子供が生まれたら、出産リセマラ即終了ですよ
しかし現実はこのようにはいきません
最近話題になった、
”低スペックは子供を作らないで欲しい”
という話題がありました
https://anond.hatelabo.jp/20180323211538 はてな匿名ダイアリーより参照
彼には兄弟が二人いましたが、二人は十代で自殺したそうです
貧困家庭、両親からの虐待、不細工、軽度の身体障碍、
アトピー性皮膚炎、アレルギー、喘息、発達障害、
低知能、低身長、運動神経ゼロ、慢心的な鬱
ともはやステータスがすべてマイナスになっています
ゲームスタート時のステ振りが間違っているというレベルではなく
設定値がバグを起こしているとしか考えられません
では、自分の初期の能力が低かったら人生を諦めなくてはならないのでしょうか?
努力は報われないのか
ガタカという映画を知っていますか?
遺伝子操作出産により知能体力が優れた適正者と
自然妊娠で生まれた知能体力が劣る不適正者に分けられた未来において
不適正者である主人公が宇宙パイロットを目指すというストーリです
映画を見た感想として初期ステータスが低い主人公が努力という鍛錬を継続し
自分の夢を叶えようという意図が感じられます
血統それがどうした・・・
生まれ落ちて未だ実績もないのに他人から格付けされるほどの屈辱はありません
かって貧乏牧場出身のミホノブルボンという低血統の馬がいました
競馬新聞、スポーツ新聞がこぞってミホノブルボンをディスっていましたが
圧倒的な強さを発揮して当時のアナウンサーは
「これは強い!!とてつもない強さ!!」と実況するほどでした
結果は皐月賞、ダービーの二冠に輝く勝利を納めました
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%9B%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%B3
出典 ミホノブルボン Wikipedia
夏競馬の新馬戦などでも一度もレースをしたことが無い馬にたいして
血統のみで評価してオッズを決めている節があります
バカらしいと思いませんか?
過去がどうであれ、そんなものは過去の実績以外のなにものでもなく
未来においての一部の目安にしかならないのに
大切なのは過去の実績ではなくこれからの未来ではないでしょうか?
努力が人を変えていくのです
マルコム・グラッドウェル氏が著書の中で紹介している
「一万時間の法則」
少し前に話題にあがった法則です
音楽学校で、コンサートを開けるプロレベルと、
アマレベルの人などを比較すると練習量において
プロレベルは1万時間を練習に費やしたというのです
どんな凡人でさえも一万時間努力することにより
超一流の技術を身につける事ができるという法則です
努力を継続することが凡人にできる唯一の世の中に対する抵抗です
継続は誰も裏切らない 努力という作業が人を変えるかもしれません
世の中は不公平にできている
生まれた時代がもっと早ければ誰でも終身雇用の名のもとに
定年まで安定した仕事にありつけました
また、結婚もお見合いという制度により昭和60年までは男女の
未婚率は5%の実績を保ってきていました
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-20.html
内閣府男女共同参画局より参照
私も若い頃の昭和後期の記憶がありますが
昭和時代は男性は正社員で働くのが当たり前、
パート、アルバイトは学生や主婦が担うという社会的な価値観が常識でした
良い年をした男性がアルバイト就労をすることなどあり得ない都市伝説です
また、女性は24歳までに結婚をしなくては男性から相手にもされなく
逝き遅れてしまうという強迫観念があり
とりあえず、お見合いをして若く結婚していきました
今の時代のように個人主義の考え方ではなく社会的な圧力のある
全体主義のような雰囲気があります
しかし、時代が違えばそれによって救われる人も多いのも事実です
若年層よりもシニア層のほうが貯蓄率が高く裕福であるという試算もあり
生まれた時代によっての不公平差が浮き彫りになってきます
それ以外にも生まれた時の身体能力が低スペックであり
困難な人生な場合もあります
継続した努力によりある一定レベルまでには成功する事ができますが
もって生まれた才能の壁が破れず停滞することもあります
それにより失敗の人生を歩むかもしれません
しかし、人生において負けとはなんでしょうか?
世間並みの人生、常識的な人生ともいいますが
人生に、”まとも”とか”正解”などが存在するのでしょうか?
世間でいわれる”常識”という概念は時代時代によって
多くの人を惑わす集団催眠のようなものです
ある権力者が多くの人を導くのに影響力を発揮して、かどかわしているのかもしれません
結婚にしかり仕事にしかり
たった数十年前の常識でさえも今の時代から見たら異端です
学校を卒業して就職して結婚する
子供が生まれて家をローンで新築する
戦後1960年位までは多くの人は賃貸物件に住んでいました
しかし時の政府が国民に住宅促進政策を打ち出し
住宅公庫金庫を設立し住宅ローンを作り出しました
なぜ国民に新築住宅を購入させようとするかというと
住宅が一棟建つことにより関連した建築、建材、家電などの産業が潤うからです
政府の意図は国民にローンという借金を背負わせ
内需を拡大する目的があったからです
結婚して家を建てる新築信仰は権力者が作り出した
幻だったのです
「気持ち悪いじゃないか 正しい人間 正しい人生なんて」
「世間的な成功、金や地位や名声、権力、称賛そういうものに憧れ欲する」
「そういうものは全部… 飾り…!人生の飾りに過ぎない」
福本伸行著作 天 最終18巻 にて主人公アカギの発言です
人生に正解な生き方など存在しないのです
今の常識が数十年後も常識として通用するのでしょうか
まとめ
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ。」
https://www.motivation-up.com/word/032.html モチベーションアップの法則より参照
アメリカの漫画家チャールズ・M・シュルツ(1947-1999)の
漫画「ピーナッツ」に登場するスヌーピーの名言です
「犬のくせにいいこと言うな」とつい感心してしまいました
近年の漫画、ライトノベルを読むと俺スゲー的な主人公が圧倒する物語が多い傾向があります
そんな主人公に自分を重ねて自分にも何かそのような才能でもあり
努力しなくても無双状態になれるのではないかと妄想に思いを馳せることも多いでしょう
しかし現実はそんな特殊スキルをもつ人は世の中にほとんどいなく
大抵は雑魚キャラ、モブキャラ、エキストラとして生きていくことになります
しかし雑魚キャラには雑魚キャラなりの生き方があり
生きるということは自分の意志で連続して選択をしていく過程なのです
不公平を嘆いていても数十年後には皆、土にかえります
スヌーピーの名言を胸に自分の持ってるカードで人生に勝負をかけてみませんか?
配布されたカードがワンペアでも人生でワンチャンあるかもしれません