普通の人生とはなんでしょうか?
生まれて学校に行って会社に勤めて結婚する
そんな日常的な平穏な生活を普通の人生と呼ぶのでしょうか?
ニートとなり一度社会のレールから脱線すると
もう普通の人生は送れないのでしょうか?
ニートになる過程においてな人生における挫折経験が引き金になることが多いようです
では普通の人生を選べなかった人はどれほど存在し
また普通の人生を歩めないと人生は終了なのでしょうか?
ニートは普通の人生ではないのか?
ニートとは十五歳から三十四歳までの、
家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者だそうです
義務教育が終了した後に進学もせず就労もしない人を指します
普通の人生とは
オギャーと生まれて学校を卒業して就職して結婚して
子供を作って年老いて死んでいく
そんなライフイベントが数年ごとに繰り返されていくのが
普通の人生と多くの人は考えます
日本社会の厳しい所は人生というレールを一回脱線すると
なかなか敗者復活戦ができない点にあります
新卒一括採用でないと正社員になりずらい点などを見ても明確です
では順調な普通の人生を送れる人はどのくらい存在するのでしょうか?
普通の人生とは過半数の人間が選択する選択肢です
多くの人間が選ぶ選択肢はマジョリティ(多数者)の意見となります
いつでもマイノリティ(少数者)は奇譚の目で見られます
では人生のライフイベントの成功率を調べてみました
毒親率
まず生まれた環境が毒親家庭であっては
人格が歪み成人するまで生存できないかもしれません
毒親率を調べてみると16.2%なので
ほぼ多くの人は普通のレールに乗れますね
毒親率 https://sirabee.com/2015/12/07/66586/ しらべえ 参照
100-16.2=83.8%
学歴率
義務教育は中学校までですが
高校無償化など教育費がかからず
昔に比べて大学の進学率も50%を越えました
ですので大学進学を普通のレールと考えると
ここで47.4%の人が脱落します
大学進学率 http://www.garbagenews.net/archives/2014387.html ガベージニュース 参照
52.6%
就職率
さて就職ですが大学を卒業したので大企業を狙いたいところですが
日本の企業の90%以上は中小企業がしめているので
企業の大小にかかわらず新卒で就職できる確立を調べました
近年の就職率は97.6%なので多くの人が普通のレールに乗れます
就職率 中小企業含む https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19H01_Z10C17A5MM0000/ 日本経済新聞 参照
97.6% 中小企業含む
結婚率
人生のメインのライフイベント結婚です
男性の平均結婚年齢34歳までに結婚できる確立を調べてみると
52.7%になります
半分の人がここで脱落します
日本少子化計画は順調ですね
結婚年齢 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2015/27webhonpen/html/b1_s1-1-3.html
内閣府 参照
100-47.3=52.7%
出産率
結婚して2年以内に子供が出来ないことを不妊と呼びますが
子供ができる確立は77.5%と意外と高い確率です
不妊治療は肉体的に金銭的にも大変です
子供できる確立 https://fromportal.com/kakei/household/life-events/a-couple-without-children.html 良い家計 参照
100-22.5=77.5%
持ち家率
子供ができたら家を建てましょう
賃貸住まいの人も多いのですが
日本人の持ち家信仰はまだまだ健在です
35年住宅ローンという苦役を乗り越えて
夢のマイホームを持ちましょう
持ち家率は67.1%です
持ち家率 http://www.garbagenews.net/archives/1344331.html ガベージニュース 参照
67.1% 35~39歳
定年率
学校を卒業して就職した会社を定年まで勤め上げることができるのでしょうか?
企業の寿命は30年といわれているので
約半分の人が嫌が上でも転職をすることになりますね
企業が30年存続できる確立は47%
企業存続率 https://next.rikunabi.com/01/closeup_1246/ リクナビNEXT 参照
47% 29年
これを計算すると
1*0.838*0.526*0.976*0.527*0.775*0.671*0.47*100=5.541%
普通の人生を送れる確立は5.5%になります
計算が間違っていなければ
クラスの上限が40人なのでクラスに2人いるかいないかの割合です
普通の人生を送りたいと願っていても
人生においてはさまざまなアクシデントに見舞われ
ときに挫折することもあります
多くの人が普通の人生を送ることはできません
普通の人生て誰が決めるの?
普通の人生とは誰が決めるのでしょうか?
普通の人生の送り方を学校で教えてくれませんでした
本屋に行って普通の人生の送り方というマニュアルはありません
あるのは”個性的に生きろ”という類の自己啓発本です
私は普通の人生を歩みたいのですと考えたときに
多くの人が選ぶであろう人生の選択肢は
人類誕生から普遍のものなのでしょうか?
近年は大学進学率もあがりましたが、およそ数十年前
1950年代には学生の過半数は中卒で就労して
金の卵とか呼ばれていました
http://www.jcer.or.jp/j-fcontents/report_mobile.aspx?id=NZD98HCFIB7YII6L38UDQMWNDD26Z3BI 日本経済研究センター 参照
就職にしても1980年代までは
会社勤めは正社員が当たり前だったのに対して
今現在は非正規労働者が就労者の40%近くまで占めています
http://aoki-koujirou.seesaa.net/article/289310411.html
青木こうじろうブログ~身近なことからコツコツと 参照
夢のマイホームにしても1960年代までは
賃貸住まいの方が多く
国家が内需拡大政策の一環として
住宅所得を励行し住宅ローンなどを作り
国民に住宅を買わせてきた歴史があります
https://kariage-japan.com/kariageta/120/ カリアゲJapan 参照
国家や企業の都合により政策や企業施策により
コチラの方がお得ですよという感じで
人々の生活に影響を及ぼしてきた歴史があります
今、現在は普通の人生と思われている事柄でさえも
数十年前まではマイノリティな人生なのです
それほど、人々の意識は他人や環境に影響を受けやすくのです
今は普通の事柄も今から数十年後には異端な事柄になっているかもしれません
人生はイベント選択肢の連続
RPGゲームやADVゲームなどのゲームでは
イベントごとに選択肢を選びゲームを進行してきます
最近のゲームは一本道も多いのですが
選択肢を間違えるとBATエンドになったり鬱エンドになったりします
正解と思えるトゥルーエンド(True End)はなかなか険しく
最初の一回目でたどり着けることは、ほぼ不可能です
人生も同様に一回限りコンテニュー不可という
ハードモードでなおかつ
主人公のステ振りもランダムでスタートしています
これでは正解とおもえる選択肢はなかなか判断できません
だから、普通の人生を送れる確立が5%なのでしょう
世の中には芦田愛菜さんのように
容姿端麗で頭脳明晰な女性も存在しますが
何かしらのチート技を使って人生2回目を
リプレイしている可能性もありえます
http://getnews.jp/archives/1627873 ガジェット通信
そんなことさえも考えるほど人生の選択肢
を間違えると手詰まりになることが多いのです
・大学受験に失敗した
・会社でリストラされた
・転職先が倒産した
私の事なんですが人生の壁にぶつかり
乗り越えることが出来ない事も多々ありました
”神様は乗り越えられない障害はださない 壁を乗り越えて成長するんだ”
自己啓発本には、よく書いてありますが
私の場合は壁に激突してニートになりました
人生の壁に当たり精神的、肉体的にダメージを食らったら
動けなくなるのは(ニート)仕方がないのです
F1でも車体の調子が悪くなるとピットインして
タイヤなどのパーツを取り替えるじゃないですか
まして人生という80年耐久レースおいて
一度も休息しないのは逆に何かしらのトラブルが表面化していないだけです
私が思うに一時的に休むという行為は無駄な事ではありません
時は金なりともいいますが
調子が悪いのに無理強いしても人生をリタイヤしてしまうかもしれません
今までのやり方が悪くて
受験に失敗したり、企業をリストラされて
心が挫折しているのなら
その教訓をいかして
次のリスタートを上手く踏み切れるかが大切な事です
わかりやすく言うと
今までの失敗した自分の人生は無かった事にして
新しい人生を歩んで行けば良いということです
例えば高校で虐められて中退してニートになったとしても
そんな事実は隠して
高校で大病を患い自宅で静養していたなど
別のストーリを作り上げてしまえばよいのです
あくまでも自分の人生のという物語において
主人公は自分なのです
人生物語の脚本を書くのも自分であり
それ以外の他人はエキストラでしかありません
人はいつでも変われる存在だと言うことを忘れないでください
まとめ
普通の人生というものは、その時の時代背景や環境により様々に変化します
ニートという言葉でさえも
30年前にはプー太郎と呼ばれてしましたし
80年前には高等遊民と呼ばれていました
時と時代により変化は必ずおこります
大切なのは人生のライフイベントで失敗をして
ニートになっても
リセットしてリスタートすれば良いだけです
普通の人生を送れないと嘆いても何も始まりません
普通の人生という物こそ幻なのです
もしかすると数十年後にはニート経験が評価される時代がくるかもしれませんよ