働かずにすむ人が羨ましいという気持ちは誰にでもあります
社会に出て嫌な人物と仕事をするくらいならニートの方がいいな
そう考えることも多々あります
ましてや初めてする仕事は覚えることが多く
不安な気持ちになる人が大半です
本当にその仕事が自分にできるのか?
未経験の方がスムーズに仕事に馴染む方法を一緒に考えましょう
未経験者が仕事を教わるのは難しい
社会にでると最初は先輩や上司に指導を受けて仕事を覚えます
OJT(On-the-Job Training)オン・ザ・ジョブ・トレーニング
といって現場で仕事をしながら仕事を覚えるという手法が定番です
その仕事に対しての基礎知識もないままに
実戦配備される恐怖はかなり厳しいものがあります
銃を持ったこともない人間をいきなり最前線に投入するようなものです
ガンダム系のアニメでは、いきなり民間人がモビルスーツなどを自在に操り
活躍しますが、現実社会ではすぐ撃墜され死亡エンディングが落ちです
そのような綺麗事(OJT)を行っている会社は世の中にいくらでも存在します
「仕事は盗むもんだ 見て覚えろ」
そんな無茶振りをいう先輩に従い
先輩の仕事ぶりを腕を組んで見ていたら
「何遊んでんだ 仕事しろ」
とパンチを食らった事もあります
もうねおかしいんですよ この日本社会は・・・
求人広告を見ても 経験者優遇と記載されていますが
実際に採用するのは経験者ばかり
社員の教育は他者でまかない
自分の会社はその成果物を頂きたい
これでは、未経験者には仕事を覚える機会が存在できません
経験者優遇のわけ
求人広告を見ると定番としか思えないフレーズがあります
それが経験者優遇という項目です
日本の中途採用の場合は幹部候補でなく
ソルジャー採用のため育成コストをかけたくないんです
すぐ死んじゃう傭兵に最新兵器は支給しません
私も中途採用なため研修や講習に参加させてもらえず
苦い経験をしました
別に研修など参加しなくてもその時は不便ではないのですが
後々、仕事をする上での予備知識として活用できるのです
そんなわけで企業は教育コストをかけたくない従業員は
すぐ実践配備できる経験者を優遇しているのです
下積みは必要な仕事なのか?
飯炊き三年握り八年とかいって
若い人材を奴隷のごとく使う丁稚奉公制度がまだまだ存在します
料理系や建設系など仕事内容を教育するのに
つまらない雑用をセットでやらせようという悪どい魂胆です
下積みも必要な業務なのはわかります
その下積みをすることにより、その仕事を底辺まで気が配られる
そう理解できます
しかし、下積みの大半は数ヶ月もすればおおよその業務の理解はできるはずです
現に将来の幹部候補は現場仕事は数ヶ月在籍させるだけで
次の部署に移動して仕事をドンドンステップアップしていきます
それが下積みの正体なんです
私も社会経験が少ない頃は上司や先輩の言葉を真に受けて
下積みや雑用をしていましたが
要するに新人が仕事をドンドンステップアップすると
新人と上司の仕事上のアドバンテージがなくなり
上司が優位な立場に立てないからだと悟りました
寿司の専門学校を数ヶ月で出た新人が
ミシュランの星一つを獲得したことは記憶に新しいと思います
仕事は解りやすく指導をうければ高技術を取得できる一例です
仕事を始める前に事前準備をする
仕事をする前にその仕事に対しての基礎知識を事前に学ぶ事が大切です
仕事をする上で必要な資格があるのなら積極的に所得してほうが良いです
「実務経験がないと資格なんて役に立たないよ」
そう考える人も大勢います
確かに机上の空論でもある資格勉強と実地作業は別物です
しかし資格の勉強をすることにより
その仕事を行う上での基礎知識や予備知識はもとより
作業全体の流れがいつの間にか身につきます
また資格を所得することにより自分に自信が付き
履歴書にも箔をつけることができます
勉強するという事は無駄にはなりません
また業務上必要な資格以外でもその仕事に対しての口コミを収集する事も大切です
今の時代は、ネットの情報をいかに正確に集めることが出来るかが
将来の自分大切な情報資産になります
テレビや新聞の情報を鵜呑みにして仕事に対しての情報を集めるよりも
Twitterの書き込みからその職場の現状を理解したほうが正解です
テレビや新聞は所詮スポンサーからの金銭の影響力が大きく
提灯記事しかけません
大スポンサーである広告主をブラック企業だと非難することは稀です
もちろんマスメディアも世の中の流れに敏感で大多数の人が
ブラック企業に対して非難を始めると勝ち馬に乗りたくて
一緒に非難を始めます キタナイですね
それよりも市井の人の情報源でもある口コミの方が変な影響力もなく
本音で話していて信頼できます
すき家のワンオペ問題などもTwitterを始めとするネットからの情報源でした
このようにネットからの口コミを集めてその仕事をする上での
現場環境や業務内容、職場の雰囲気などを少しづつ集めましょう
情弱では生き残れないのが現代社会の掟です
まとめ
日本の社会ではOJTという、いきなり現地配備という悪習がまだまだ残っています
社会が厳しくなってしまい会社にも余裕がないんでしょうね
旅客機のパイロットが言うには
離陸と着陸が一番難しい部分でもあるそうです
仕事も同じで最初に仕事を覚えるまでが一番難しい難所でもあります
登山なら徐々に急な坂道になりますが
就職の場合はいきなりK2並の断崖絶壁が眼前に立ちはだかります
この難所をスムーズに登り切るには事前の準備が重要です
その準備とは自分の中に入れる知識です
資格しかりネット情報しかり
事前に準備した知識が仕事を覚えるまでの手助けになることでしょう
最初さえ乗り切れば後は流れにまかせて仕事はなんとかなります
最初の難所を上手く切り抜けるように事前準備をしましょう