ニートが家に引き篭もると対人スキルが落ちていきます

コミュニケーション能力が落ちるということです

他人と何を話せばよいのか?

どのように接すればよいのか分からなくなっていませんか?

そのため他人を必要以上に怖く感じてしまい

ニート歴がと長期化することもありえます

なぜ他人をそれほど怖く感じるのか今回は考えてみましょう

ニート歴が長いと他人とコミュニケーションが取れない


足を骨折して病院に入院したことがある人なら分かると思いますが

筋肉というのは使わないとドンドンとやせ細って行く仕様になっています

大腿骨を骨折して3ヶ月も入院するとまるでガンジーのように細くてスリム

な足に変化します

人間に猿のような体毛が無いようにちょっと油断すると進化ではなく

退化するようになっています

これは筋肉に限った話だけではなく他人と会話する技術も同様な傾向が伺えます

試しに半年ほど誰とも会話しない環境にいると頬の筋肉が落ちて

ニコッ(^o^)とした表情も作れなくなります

食事だけだと口角が上がらないので頬の筋肉が落ちるのですね

私も半年以上も誰とも話さないでいた時期があり

うまく発声ができず人体の不思議な退化現象を体験したことがあります

このようにコミュニケーション能力という分野においても

必然的に他人との会話スキルが落ちコミュ障になってしまいます

「他人とコミュニケーションを取るだけならそんな気を使わなくても可能じゃない?」

と考える人もいますが

コミュニケーションというのは単に声を発音して自分の意志を相手に伝える

だけでなく相手の発声した言語の意味を解釈して

相手が受け取れる情報を返信する高等技術です

会話は言葉のキャッチボールという表現もありますが

相手がどのような高難易度な言語をだすのか

コチラの裏読みした変化球な言語を投げるのか

そういった相手との会話のキャッチボールに対応して

意味のある言語のやり取りが

コミュニケーションの基本になります

対人コミュニケーションもコチラの意図を隠しいかに相手から情報を聞き出すか

まさに真剣勝負ともいえます

他人とのコミュニケーションで傷つくのが怖い


他人とのコミュニケーションが円滑に行え無いことによる

不具合で相手が怪訝な態度をしめし

不快感をあらわにするかもしれないという恐怖があります

その結果、あなたは他人による言動、態度から

深く傷つくことになるかもしれません

ニートであり何かしら後ろめたい気分やコンプレックスを

心の中に持っていませんか?

私もニートの時代に「普段何しているの?」

といった何気ない一言でさえも深く傷つきました

順風満々に人生を謳歌しているリア充からみたら

ニートは虫けらかもしれません

しかしニートも人間であり思考という感情に心が揺さぶられる

存在でもあるのです

リア充のように人生に影をない人ほど他人を見下し

否定することによって自分の自尊心を満足させている感じがします

そんな他人から言われない視線や言動で傷つきたくありませんよね

だから他人が嫌い、他人が怖いという感情に支配されることもわかります

何気ない言動により傷ついた思い出は

いつまでも心の中に残りませんか?

数年経ってからも自責の念に苦しんだり、思い出し後悔をしてみたり

過去の傷ついた経験が私たちの足を引っ張ったりします

なぜ過去の事で傷つくのかというと

私たちの脳は傷ついた思い出が脳の一部に格納されているからです

マイナスの感情で結びついた記憶は脳の貯蔵庫とも言われる

側頭葉の海馬という場所に格納されます

マイナスの感情は強力な力をもち脳の様子をMRIで検査をしてみると

脳の一部が変形や萎縮といった状態になることもあります

身体の司令塔でもある脳が変形するくらい

「傷つく」という現象は心にダメージを与えるのです

このような傷つきをトラウマといい

過去に受けた経験が元に嫌な記憶がよみがえり

他人に恐怖を感じたり、コミュニケーションに自信が持てない結果にもなるのです

傷つく事を乗り越える方法はあるのか?


他人とコミュニケーションを取るには多かれ少なかれ

「傷つく」という現象を乗り越えなくてはなりません

相手からしたら何気ない一言でも受け取りかた次第で

心にダメージを食らってしまう可能性があるからです

「傷つく事を恐れるな、何度も傷ついて心がタフになるんだよ」

そうおっしゃる体育会系の人もいます

もとから心がタフな人なら自分の都合の良いように解釈して

打たれ強くなりますが

心が弱っているニートからしたら

リア充の何気ない一言を被弾するだけで大破、行動不能状態に陥ってしまします

心が傷ついたら取りあえず身体と心を休める事が大切です

無理をしてしまうとその後、再起不能になってしますので

無理をしてはいけません

うつ病患者に「頑張れー」と声援を送るくらい危険な行為です

それを踏まえてどのように心を防御すればよいのか考えました

身体の調子が良いと心もウキウキとして

病気の時は心もドンヨリとします

身体と心はフライバイワイヤーシステムにより電気信号で直結されています

そのため心で思った事が身体に出てしまう事も多々あります

嫌な人物を見てしかめっ面をしたり

可愛い女性をみて微笑んだり

このように自分で無意識のうちに脳で感じた情報が身体に反映されているのです

この機能をあえてオフにすることにより、心と身体を分離します

「心の傷に踏み込まず 今現在をどう振る舞えばよいのかだけを考える」手法です

「マインドフルネス心理療法」と呼ばれるこれらの療法は日本でも注目があつまりつつあります

認知療法(第2世代)の弱点を補う形でアメリカではマインドフルネス心理 療法が発展しています

認知療法とは感情が思考を決めるのではなく思考が感情を決定する事に

着目した療法です

感情→思考 という概念ではなく

思考→感情 という事実に基づき

誤った思考(考え方)を表に文章として書き出し

自分の中で誤った考え方になっていないか客観視することにより

思考(考え方)を訂正し、別の思考(考え方)を提示し

思考から別の感情を得るという療法です

マインドフルネス心理療法は認知療法をさらに発展させた療法で

思考が湧いたことを一歩離れて観察するという、マインドフルネスの技法を取り入れ、

否定的な考え、行動を繰り返さない事を主眼において療法です

認知療法は思考を客観視して別の反論を得て思考を訂正する療法に対して

マインドフルネス心理療法は自分の思考を分離して守護霊のように

全く別の人間を操作しているような感覚で行動させます

自分から心が一歩引いた状態であるために

まるで他人を操作しているような感覚で他人と接する事ができます

大切なのは”他人に対してどう振る舞えばよいのか”

それだけを考えて行動をすることです

詳しくは 

マインドフルネス総合研究所のブログ 参照

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2217

まとめ

他人が怖いというのは他人とのコミュニケーションから

自分が傷つきたくないという恐怖が存在します

社会に出ていこうとすると他人と何かしら接点をもち

人間関係のなかで傷つく事も多くなります

心が傷ついたらまずは休むという事と

他人から受けるダメージを回避するために

心と身体をほどよく分離することです

感受性が強いという言葉がありますが

あれば何かしらの言動、状態、雰囲気に対して

心が過敏に反応してしまう特性です

芸術家とか詩人であれば感受性が強いという事は

一つの持ち味かもしれませんが

キタナイ世の中を渡っていくには感受性というアンテナの感度は

意識的に下げた方が生きやすくなります